ロータリークラブについて

職業も国も文化も異なる120万人が結びついたロータリー

生き生きとした街づくりに貢献したい、
明日を担う子どもや若者たちを支援したい、
みんなが平和に暮らせる世界をつくりたい……
そんな思いを胸に、
私たちは、それぞれの地域社会に根づいて活動しています。

 ロータリークラブは、1905年2月23日シカゴの弁護士ポール・ハリスによって、多様な職業の人々が集いアイディアを交わし、生涯にわたる友情を培う場にするとして設立されました。111年後の現在では、200ヵ国以上に33,000クラブがあり、会員数は120万人に達しています。
 ロータリーには、創設時から現在まで変わらない、3つの特徴があります。
まずは、ロータリーの「国際性」です。創設後わずか16年の間に、ロータリークラブは6大陸へと広がりました。日本では1920年(大正9年)に初のロータリークラブ(東京ロータリークラブ)が設立されています。今日私たちは、さまざまな方法で世界が直面する諸問題に応えるために、グローバルに活動しています。
 2つ目の特徴は「粘り強さ」です。第二次世界大戦中、ドイツ、オーストリア、イタリア、スペイン、日本のロータリークラブは、ロータリーからの脱退を余儀なくされました。しかし、これらの国々のロータリアンは、リスクを承知で非公式にミーティングを続けました。戦後、ロータリーに復帰したこれらのクラブは、ロータリーのみならず、国の再建においても大きな役割を果たしました。
 最後に、「奉仕へのコミットメント」です。1979年、ロータリーは、フィリピンで600万人の子どもたちにポリオの予防接種を行うプロジェクトを開始し、これが世界的なポリオ撲滅活動のきっかけとなりました。野生ポリオウィルスが存在する国(ポリオ常在国)の数は、1988年の125カ国から、2012年には3カ国にまで減少しました。これはまさに、ロータリーによる奉仕へのコミットメントを裏付けるものです。

ロータリーは3本の柱で支えられています

 基本的には「I serve: 私は奉仕する」、クラブとは「奉仕をするクラブ会員であるロータリアン個人の集まり」です。  
 国際ロータリーはそのクラブの連合体とされています。個人のみならずクラブ単位や国際ロータリーとしての奉仕プログラムも行われています。ロータリークラブ活動の特色として、クラブごとに、独自の事務局を持ち自主独立運営が行われ、奉仕活動、寄付行為、会員の交流、友好事業等が行われています。

ロータリークラブ

世界各地のクラブは、それぞれ地元の地域社会に根ざして活動しています。クラブ会員は、交流やボランティア活動を通じて、視野を広げ、会員同士の友情や地域社会との絆を築いています。

国際ロータリー

クラブでの草の根の活動に加え、ロータリーでは、プログラムやキャンペーンなどが世界中で行われています。国際ロータリーは、これらの取り組みをサポートするために、情報、方針、リソースなどをクラブに提供しています。

ロータリー財団

クラブによる奉仕プロジェクトは、会員やそのほかの支援者の皆さまからの温かいご寄付によって支えられています。非営利団体であるロータリー財団は、この資金を管理し、補助金として有効に活用しています。

ロータリーの行動基準

会員の行動基準として「四つのテスト」があります。

真実かどうか
みんなに公平か
好意と友情を深めるか
みんなのためになるかどうか

ロータリーの理念

ロータリーは人道的な奉仕を行い、すべての職業において 高度の道徳的水準を守ることを奨励し、世界においては、 親善と平和の確立に寄与することを指向した、 事業及び専門職務に携わる指導者が世界的に連携した団体である。

ロータリーの会員である(あった)
世界的な著名人を一部ご紹介します

●ウォレン・ハーディング(第29代アメリカ合衆国大統領)
●ジャン・シベリウス(フィンランドの作曲家)
●チャールズ H. メイヨー博士(メイヨー・クリニック共同創設者)
●トーマス・マン(ドイツの小説家、ノーベル文学賞受賞者)